RAEラエ、世界に向けてアルゼンチン

南極大陸より世界へ向けて

南極大陸・アルゼンチンのエスペランサ基地のアルゼンチン国営ラジオ放送・聖ガブリエル大天使支局LRA36より初の短波放送が発信されまし

 

さる1月21日(土)、アルゼンチン時間12:15(UTC時間15:15)南極大陸・アルゼンチンのエスペランサ基地に位置するアルゼンチン国営ラジオ放送・聖ガブリエル大天使支局LRA 36より、RAEラエ世界に向けてアルゼンチンによる2023年の夏の特別番組Uniendo Voces(声をつなげて)が周波数15.476kHz で発信されました。南極大陸発の初のラジオ短波放送となりました。

 

この番組はアルゼンチン南極特別部隊のメンバーであり、キルメス国立大学で教鞭をとっているJuan C. BenaventeさんとRAEラエ世界に向けてアルゼンチンのイタリア語番組キャスターでありアルゼンチン国営ラジオ放送ブエノスアイレス支局のジャーナリストである Marcelo Ayalaさんが作成し、南極特別部隊のNicole Valdebenito伍長がオペレーターとして番組をオンエアしました。番組の創案とコーディネートはジャーナリスト、司会者でもあるRAEラエのAdrián Korol部長が手掛けました。部長は何年も前からアルゼンチン国営ラジオ放送・聖ガブリエル大天使支局LRA 36の特別番組を作成しています。

 

今回の記念すべき短波放送番組はアルゼンチン国営ラジオ放送・聖ガブリエル大天使支局LRA 36のスタジオで、Edgar Fernando Calandín南極特別部隊大佐とエスペランサ基地責任者で聖ガブリエル大天使支局長のGustavo Cordero Scandolo中佐にインタビューが行われました。また番組オンエア中にRAEラエ部長と電話で繋がり、この番組の世界での反響とその重要性について語り合われました。

 

この番組はアルゼンチンだけではなく、ウルグアイ、チリ、ブラジル、メキシコ、コスタ・リカ、米国、スペイン、ドイツ、日本、ウクライナ、ベルギーとフランスのラジオ受信愛好家、アマチュア無線愛好家やリスナーに届きました。番組放送中、ラテンアメリカのオンライン受信機SDR(kiwisdrと websdr)のチャンネルのほぼ全てLRA 36の周波数に合わされていました。

 

またアルゼンチン国営ラジオ放送・聖ガブリエル大天使支局LRA 36は南極大陸より短波放送を行っている唯一のラジオで、南極地帯のローカル放送は同支局のFM放送局96.7 MHz,によってカバーされています。これらの放送はインターネットwww.radionacional.com.ar/emisoras/antartidaでもお聞きになれます。

 

 

この番組で2023年度南極大陸カルチャーアジェンダが開幕となりました。「文化は国家の主権」というモットーで、文化省と国防省によるイニシアチブにより、共同南極特別部隊COCOANTARを通じて世界の6番目の大陸と言われる、南極大陸を対象とする一連の夏季ラジオ特別プログラムが行われます。

 

その内容として、南極大陸より発信される、ブエノス・アイレス支局LRA1のジャーナリストとキャスターのMarcelo Ayalaさんの番組, “Panorama de Noticias”とエスペランサ基地のLU1ZVステーションのラジオ受信愛好家のためのバンドがオンになります。

 

オンエア作業はアルゼンチン陸軍と空軍のメンバー、Nicole ValdebenitoさんとEsteban Romeroさんにより行われました。

1月28日(土)には、再び90分間の番組が周波数15476 khz (USB)の短波放送で、アルゼンチン時間12時(15 UTC)に、そして再放送がアルゼンチン時間16時(19 UTC)で発信されます。